こんにちは、あいです。
外宮から内宮まで「歩くか、バスに乗るか」は、前に外宮から内宮のバスと徒歩の選び方で整理しました。でもそのあと何人かの方から聞かれたのが、「どっちか一つに決めなくちゃダメ?」ということ。
たしかに、往復ぜんぶ歩くと2時間を超えちゃうし、往復ぜんぶバスだと、せっかく伊勢に来たのに街を足で感じる時間がなくなっちゃう。あたし自身、いちばんよくやっているのは 「片道だけ歩いて、もう片道はバス」 という組み合わせなの。
10月半ばの神嘗祭の中心のお祭りが終わって、伊勢はちょうど歩きやすい季節に入ったところ。今日はこの「片道だけ歩く」動き方を、行き・帰りどっちを歩くかで分けて書いてみます。(この記事の情報は2026年10月20日時点のものだよ)

まず前提 ― 歩く道とバスの道は同じじゃない
組み合わせを考える前に、知っておくと面白いことがひとつあるの。
外宮と内宮を結ぶ三重交通の「55 外宮内宮線」の停留所を、NAVITIMEの停留所一覧で外宮前から順に並べると、だいたいこうなります。
外宮前 → 明倫小学校前 → 庁舎前 → 勢田町 → 蓮台寺 → つづみが丘 → 滝倉 → 猿田彦神社前 → 神宮会館前 → 内宮前
※一覧は内宮前から順に載っているので、ここでは外宮側から並べ直しています。
停留所の名前を見ると、このバスは市役所(庁舎)のあたりや勢田町を通る道を走っていて、神宮徴古館や倭姫宮(やまとひめのみや)のある 御幸道路(みゆきどうろ)とは別の道筋 だとわかります。歩いて行く人がよく使うのは御幸道路のほう。
つまり、片道を歩いて片道をバスにすると、行きと帰りで違う景色を通る ことになるの。同じ道を往復するより、伊勢の街の広がりがつかみやすくなるよ。
なお、55系統は外宮前からさらに伊勢市駅前・宇治山田駅前の方へも走っているので、帰りにバスを使えば駅まで一本で戻れます。運賃や時刻はダイヤ改正で変わるので、ここでは書きません。乗る日の時刻は三重交通の公式サイトで確かめてね。

パターンA ― 行きは歩き、帰りはバス
あたしがいちばんおすすめしたいのはこっち。
- 朝、伊勢市駅から外宮へ歩いて参拝する
- 外宮から御幸道路を歩いて内宮へ(大人の普通のペースで1時間〜1時間20分くらい)
- 内宮に参拝して、おはらい町でひと休み
- 帰りは内宮前から55系統で外宮前・伊勢市駅前方面へ
いいところ
- 参拝の順番が「外宮 → 内宮」のままになります。神宮司庁公式サイトでも、外宮から先にお参りするのが古くからの習わしとして案内されているので、流れを崩さずに済むよ。
- 体力がいちばんある朝のうちに歩けます。
- 歩き終わったあとにおはらい町があるから、休憩のご褒美がちゃんと待っている、という気持ちの面も大きいの。
気をつけたいところ
- 帰りのバスは、夕方の内宮前がとても混みやすいです。理由と避け方は内宮前バス停の夕方混雑の記事にまとめたけど、この組み合わせなら「歩いたぶん早めに着く」ので、帰りも少し早めに切り上げると楽だよ。
- 歩く途中で疲れたとき、御幸道路沿いは55系統のバス停がないので、すぐにはバスへ切り替えられません。徴古館の近くには別の系統の停留所もあるけど、運行日や行き先が限られる時期があるので、当日の時刻を確かめられた場合だけ当てにしてね。
パターンB ― 行きはバス、帰りは歩き
こっちは「内宮の朝の空気を大事にしたい人」向け。
- 朝、外宮に参拝して、外宮前から55系統で内宮前へ(10〜20分くらい)
- 人の少ない時間の内宮に参拝する
- お昼をはさんで、内宮から御幸道路を外宮・駅の方へ歩いて戻る
いいところ
- 内宮に早く着けるので、混み始める前の参道を歩けます。
- 帰り道の途中で、倭姫宮に寄れるの。倭姫宮は内宮の別宮のひとつで、御幸道路沿いの倉田山にあります。内宮にお参りしたあとに寄るのは、流れとしても自然だよ。
- 夕方の内宮前の行列に並ばなくていい。
気をつけたいところ
- 歩き始めが昼以降になるので、10月でも日中は日差しが強い日があります。水分はちゃんと持ってね。
- 秋は日が短くなってきます。内宮を出るのが遅くなったら、無理に歩かずバスに切り替えたほうがいいです。暗くなってからの長い徒歩はおすすめしません。
どっちを選ぶかの目安
| こんな日は | おすすめ |
|---|---|
| 朝が早く、体力に自信がある | パターンA(行き歩き) |
| 内宮を空いている時間に参拝したい | パターンB(行きバス) |
| 倭姫宮にも寄りたい | パターンB(帰り道に寄る) |
| 帰りの時間が決まっている(電車の予約など) | パターンA(帰りをバスで読みやすく) |
| 雨の予報が午後から | パターンA(午前に歩き終える) |
どっちにしても、「歩く区間は1本だけ」と決めておくと、予定がぐっと立てやすくなるよ。

おじいちゃんと、帰り道を歩いた日
この前の秋晴れの日、おじいちゃんと一緒にパターンBをやってみたの。
朝は外宮前からバスに乗って、窓の外に市役所のあたりの街並みが流れていくのを見ていたら、おじいちゃんが「行きは街の真ん中、帰りは森の脇だな」って言ったの。そのときはよくわからなかったんだけど、内宮にお参りして、お昼を食べて、御幸道路を歩いて戻り始めたら意味がわかりました。倉田山のあたりは木が多くて、行きのバスで見た景色とは全然ちがう、静かな道だったの。
倭姫宮にもお参りして、さあ駅まで、と思ったところで、あたしは道路に出てから、いま来た内宮の方へ曲がりかけちゃって。「地図を見るのは歩き出す前だぞ」っておじいちゃんに笑われちゃった。
それでも、歩き終わったときに「外宮と内宮って、こういうふうにつながっているんだ」っていうのが、地図より体のほうでわかった気がしたの。片道だけでも、それは十分に感じられるよ。
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出典: JNR583, Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
パターンAでもBでも、一日の起点と終点になるのはこの伊勢市駅のあたり。朝ここを出るときに「今日はどっちを歩こう」と決めておくのがいいと思います。
まとめ
- 外宮と内宮の間は、片道だけ歩く という選び方もあります。
- 55系統のバスは、停留所の並びを見ると庁舎前・勢田町の方を通る道で、歩く人の多い御幸道路とは違う道筋。行きと帰りで違う景色を見られます。
- 朝に強い人・帰りの時間が決まっている人は「行き歩き」、内宮を空いている時間に参拝したい人・倭姫宮にも寄りたい人は「帰り歩き」 が合っています。
- 10月下旬から11月は歩きやすい季節だけど、日が短くなるので、帰り歩きのときは早めに歩き出してね。
バスの時刻・運賃・経路は変わることがあるので、出かける日の情報を三重交通の公式サイトで確認してから動いてください。それでは、また次の記事で。
出典・参考(2026年10月20日確認)
- 神宮司庁「伊勢神宮」公式サイト(isejingu.or.jp)― 参拝の順序、祭典・催しカレンダー 2026年10月
- 三重交通 公式サイト 路線バス時刻・運賃・停留所(sanco.co.jp)
- NAVITIME「55(外宮内宮線)[三重交通] 停留所一覧」