こんにちは、あいです。
明日 10月10日(土) から、伊勢市駅前で伊勢まつりが始まります。今年はその夜に、いつもの年とは少しちがうものが通る予定です。提灯で飾った奉曳車 (ほうえいしゃ)、「のぼせ車」です。
春から夏にかけて、伊勢の町は第63回式年遷宮の第一次お木曳でずっと木遣の声が響いていました。その奉曳車が、こんどは秋の夜の駅前に出てくる。そしてその5日後には、同じ町の人たちが稲を積んで外宮へ向かう初穂曳 (はつほびき) が控えています。
今日は、10日の夜から16日までの流れを、公表されている予定にそって整理しておきますね。
※この記事は 2026年10月9日時点 の公表情報で書いています。ここに書いた行事は どれもまだ行われていない予定 です。時刻や内容は変わることがあるので、お出かけ前に主催者の案内を確かめてください。

伊勢まつり2026の日程と会場
伊勢市公式ホームページ (令和8年9月9日更新) の案内は、次のとおりです。
- 10月10日(土):午前9時40分〜午後9時
- 10月11日(日):午前9時40分〜午後5時
- 会場:高柳商店街周辺〜県道鳥羽松阪線 (一之木交差点)〜伊勢市駅周辺
- 天候:延期なし・雨天決行。暴風警報発令時などは中止になる場合あり
- 主催:伊勢まつり実行委員会
パレードや出店などに、2日間で延べ約220団体が参加するそうです。この数字は、伊勢市の案内と伊勢新聞 (9月18日) の記事で一致しています。
伊勢新聞によると、主会場は伊勢市駅前から県道鳥羽松阪線の宮町交差点までの約1キロ。みこしの練り歩きや鼓笛隊のパレード、子どもたちのダンスがあり、10日は恒例の宮後ねぶた飾り車と手筒花火に加えて、のぼせ車が登場すると伝えています。
同じ記事には、伊勢まつりは神嘗祭 (かんなめさい) を祝う祭りとして明治28年に始まった、とも書かれていました。町のお祭りに見えて、根っこは神宮の秋のお祭りにつながっているんですね。
10日夜の「のぼせ車」― 時刻と区間
のぼせ車については、伊勢御遷宮委員会が「令和8年 第55回初穂曳」のページと10月7日付のお知らせで、次のように案内しています。
- 日時:10月10日(土) 18:00頃〜20:00頃
- 区間:高柳商店街入り口付近を出発し、伊勢市駅前まで (伊勢まつりのパレードコース)
- 内容:神嘗祭の奉祝とお木曳行事の記念として、「令和のお木曳町衆組」の有志が運行。市内最大という神宮の奉曳車を、提灯の灯りで飾る

時刻はどちらも「頃」と書かれているので、前後すると思っておいたほうがよさそうです。何時にどのあたりを通るか、という細かい通過時刻は公表されていません。
「のぼせ車」という名前の由来は、あたしが確認できた資料には書かれていませんでした。気になるけれど、分からないことは分からないままにしておきますね。
交通規制については、伊勢市のページに規制図が画像とPDFで載っています。区間と時間はそちらで確かめてください。会場は伊勢市駅のすぐ前なので、駅から歩いて行ける場所です。
稲刈りから外宮まで ― 今年の初穂の道のり
のぼせ車は、初穂曳という行事の一部として案内されています。その初穂曳は、実は夏の終わりからもう始まっています。
- 8月30日(日):伊勢市御薗町の田んぼで、お初穂を刈り取る稲刈り行事。今年で36回目、約130人が参加 (伊勢御遷宮委員会の発表。CBCテレビも同日、約130人が手作業で刈り取ったと報じています)
- 9月23日(水・祝):初穂曳の結団式と、刈り取った稲の稲束整理 (伊勢御遷宮委員会の発表)
- 10月10日(土):のぼせ車 (予定)
- 10月15日(木):外宮への陸曳 (予定)
- 10月16日(金):内宮への川曳 (予定)
8月に刈った稲が、ひと月半かけて束になり、車に積まれて、神嘗祭の日に外宮へ届く。予定表を縦に並べてみて、あたしはようやく「初穂曳は一日の行事じゃないんだ」と気がつきました。
15日の陸曳は3台 ― 誰が曳くのか
伊勢御遷宮委員会のページによると、15日の陸曳は今年、奉曳車が 3台 の予定です。
| 曳き手 | 予定時刻 | |
|---|---|---|
| 1番車 | 次世代を担う小学生 | 9:30〜12:30頃 |
| 2番車 | 企業参加者・神宮崇敬者など | 9:30〜12:30頃 |
| 3番車 | 市内各奉曳団の町衆 | 13:00〜15:00頃 |
16日の川曳は 10:00〜15:00頃の予定で、内宮領の担当地域は持ち回り。今年は四郷地区が担当すると書かれています。初穂船を曳いて五十鈴川をさかのぼります。
日付そのものは、神宮司庁公式サイトの10月の祭典・催しカレンダーにも、15日が外宮 (陸曳)、16日が内宮 (川曳) と載っています。
同じページには、初穂曳は昭和47年から毎年続いていて、神嘗祭を祝って初穂を納めるだけでなく、お木曳行事・お白石持行事へつなぐ ことも目的だと書かれていました。20年に一度の行事のあいだを、毎年の初穂曳が埋めている、ということなんですね。
神嘗祭そのものの時刻や、参道から奉拝できる時間帯は、神嘗祭2026 外宮の奉幣は10月16日正午 にまとめてあります。
おじいちゃんと話した、木と稲のこと
先週、おじいちゃんの家で初穂曳の予定表を見せたら、こう言われました。
「夏に木を曳いた車で、秋は稲を曳く。曳く人らは同じやでな」

あたしは、お木曳と初穂曳をまったく別の行事として覚えていました。お木曳は遷宮のためのもの、初穂曳は毎年の神嘗祭のためのもの、というふうに。でも曳く人の側から見れば、同じ綱を、同じ声で曳いているんですよね。
夏の川曳が終わったとき (第一次お木曳の夏の記録)、あたしは木遣の声もしばらく聞けなくなるんだと思い込んでいました。実はそんなに長く待たなくてよかったみたいです。早とちりでした。
まとめ ― 10日の夜から16日まで
- 10月10日(土)・11日(日):伊勢まつり。会場は高柳商店街周辺〜伊勢市駅周辺。雨天決行
- 10月10日(土) 18:00頃〜20:00頃:のぼせ車。高柳商店街入り口付近から伊勢市駅前へ
- 10月15日(木):初穂曳の陸曳 (外宮)。奉曳車3台
- 10月16日(金):初穂曳の川曳 (内宮)。10:00〜15:00頃
いずれも10月9日時点の予定です。訪れる方は、10日の夜に駅前で提灯の奉曳車を見て、15日の昼に同じ町の人たちが稲を曳く姿を見る、という二度の楽しみ方ができます。伊勢に住んでいる方は、通勤や買い物の道が規制にかかるかどうかだけ、先に規制図で見ておくと安心です。
あたしも明日の夜、駅前まで歩いて行ってみるつもりです。
参考
- 伊勢市公式ホームページ「2026年(令和8年)伊勢まつり」(令和8年9月9日更新) ― 2026年10月9日確認
- 伊勢新聞「伊勢まつりに奉曳車登場も 来月10、11日に開催」(2026年9月18日)
- 伊勢御遷宮委員会「令和8年 第55回初穂曳」特設ページ (陸曳・川曳・のぼせ車の予定) ― 2026年10月9日確認
- 伊勢御遷宮委員会 お知らせ「10月10日(土)に初穂曳のぼせ車が運行されます」(2026年10月7日)
- 神宮司庁公式サイト「祭典・催しカレンダー 2026年10月」(初穂曳) ― 2026年10月9日確認
- CBCテレビ「『稲作の大切さ知って』伊勢神宮の神嘗祭に向けて初穂の稲刈り 地元の約130人が手作業で」(2026年8月30日配信)
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